中国製シェア自転車を改造して下さい!「奮闘記①」

クライアント様から「中国製のシエア自転車を日本で使えるよにしてください!、技適、通信モジュールを日本で使えるように、、」とのご相談がありました。
この奮闘記は、弊社清水が掲載します。

今回のご相談は海外の通信製品を日本国内で使えようにする、ハードウェアーのローカライズになります。技術面、法律面をクリアーにする必要があります。

弊社の得意分野は「通信とGPS」となりますが、今回のご相談はその得意分野です。腕の見せ所でスタッフ一同で取組ことになりました。

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弊社の通信機器及びGPS機器の製品となります。

クライアント様は投資会社様、広い広いオフィス

早々にクライアント様にご挨拶と打ち合わせでお伺いをしました。
クライアント様はいろいろな事業に投資を行っている会社様となり、東京都内の高級な立地に事務所があります。

弊社は「クレヨンしんちゃん」で有名な埼玉県春日部になります。春日部とは全く違う立地です。。。。

広い広いオフィス、ロビーで待ってましたが、そのロビーの広さは、弊社の事務所より広い!、そんなことを思いながら待っていましたら、ご担当様がお出迎えしていただいて、またまた広い会議室に通されました。
この会議室も、弊社の事務所より広いわ、、

社長様とご担当様とご挨拶をさせて頂きまして、今回の開発のスタートが始まりました。

中国の通信製品を日本で使えるようにして!

シエア自転車を日本国内で事業展開を行うために、シエア自転車のサービスを開発したい。
国内既製品シエア―自転車のシステムはとても高くて、安価なシエア―自転車市場では全く合わないとのことでした。

そこで、中国の安価なシエア自転車のシステムを導入する予定であったが、「日本国内の通信規格、電波法律などに阻まれて事業が進まない!」とのこと。

クラウド環境、運営なども中国のシエア自転車をそのまま日本にもって来ても使えないことがわかり、弊社への相談の経緯となります。

弊社としては、中国製だろうと韓国製だろと日本仕様にするのは得意分野になりますので、さっそく全体構想をお聞かせ頂きました。

以下ご要望、

1、納期は短く
2、運営はすべて日本で完結したい
3、既存で使える物は使いたい。※コスト削減
4、中国通信製品を日本で使えるように、「法律面」「通信規格面」
5、スマホアプリ開発
6、クラウドサーバー開発
7、電子鍵の量産・保守

ご提案概要骨子は


上記内容を踏まえて、概要骨子は以下となります。

1、納期、コスト削減になると、ご要望の通り既存品を出来るだけ活用する
2、日本で開発・運営完結するために、既製品メーカーとの打ち合わせ
3、法律面、通信規格は弊社の得意分野ですのでお任せください。
4、スマホアプリ、クラウドサーバー開発は全体仕様を作り弊社で開発運営
5、電子鍵の量産は、弊社で量産施設でありますので、全て網羅出来ます。

上記骨子をもとに概要提案書及び概算お見積もりをさせて頂きました。

この中で一番のポイントは、中国製の既製品の活用になります。
どの程度、既製品は活用できるのか?

クライアントのご担当様のお話では、電子鍵の通信規格は日本に準拠しており技適も申請済であると中国メーカーからの回答であると言っておられます。ん~、それは怪しいな~、と思いながら、お話を伺っておりました。

以下の通信モジュールの赤枠内が技適申請済マークとなります。

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弊社が技適取得した通信モジュール


最終全体構想を仕上げる前に、中国に渡り、中国メーカーの技術者と直接会って話をするした方が良いとの弊社としての判断になりました。
早々に中国出張の段取りをして、中国に行くことになりました。

私は中国にはとても縁があり、西暦2000年から取引があります。
友人もとても多く、今回もその友人の力を借りて現地中国出張になります。
中国語は日常会話程度であれば出来ますがビジネスになると、しっかりと話しを進めないと餌食になりますので、、、

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左から2番目が私です。山登りでクタクタ ※世界遺産 泰山


中国出張は次の第2回奮闘記でお知らせさせてもらいます。
技適問題など「やっぱり~」、トラップが多い中国でした~

次回の奮闘記で出てくるシェアー自転車です。

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ご対面したメーカーのシェアー自転車